今、書店で売り上げある長友佑都選手の本をチラッと見てみました。
体幹トレーニングの重要性を海外のサッカーで知った長友選手の経験に基づく非常に良い本だと思います。また、どのように体幹を鍛えるのかを知らない選手や子供たちには分かり易い内容だと思います。
トレーナー不在のチームで、足首の捻挫や膝の損傷など、怪我をしてしまった選手や部活動の生徒はテクニカルな練習ができない時にも代替えできる本かもしれません。
しかし、それぞれのスポーツには競技特性があり、そのパフォーマンスを向上させることにフォーカスするならば、体幹トレーニングをどのように競技へ活かすのかを考えながら組み立てることが必要かと思います。もっと細分化するならば、ポジションごとにレベルアッププログラムを変える必要性もあると思います。
体幹を鍛えることで得られるメリットとは?
ただ、体幹トレーニングを何かしら行うことで得られるメリットの共通項として、大きく2点挙げたいと思います。
- 体幹が安定することで四肢への伝達スピードが上がり、筋出力がアップする=テクニカルパフォーマンス向上 (※参照: 体幹とは何か?(体幹を解剖学の視点から))
- 遅筋線維中心の体幹が強くなることで、試合中の体幹の筋持久力が向上し、不安定な身体の動作やポジション時に起こる傷害リスクを減少させる=怪我の予防
これらを考えると、何かしらの体幹トレーニングを行うことで上記のメリットを得られるならば、体幹トレーニングにフォーカスした長友選手の本が売れる理由もよく理解できます。
STROOPSを私自身がここまで薦める理由(その1)
STROOPSをなぜ私が薦めるのかを今回、その1として掲載します。その1があるので、必ずその2がありますが、これはSFPトレーナー限定Facebookグループに直ぐに掲載しようと思います。その2はマニアックに行こうと考えていますから(笑)。
体幹トレーニングは、フェーズで分けて考える
まず体幹トレーニングの重要な捉え方として、フェーズ(段階)だと思います。
ちょっと余談ですがオシャレな動画を見つけましたのでご覧ください。
ボードの上で揺れながら、優雅に体幹トレーニングしています(笑)。
何が言いたいのかと言いますと、
フェーズ1:まず腹臥位で腹部をパーツ単位で強化している
ということです。そして、
フェーズ2:それが立位になり、
フェーズ3:両脚が片脚になる
というようなフェーズが大切です。さらに、
フェーズ4:そこから如何にして競技に近づけられるか?
STROOPSの特徴は体幹トレーニングをする上で、例えばサッカーならドリブルに、野球ならフィールディングに、格闘技ならパンチングに、つまり競技特性に合った動作そのままで体幹トレーニングできるところにあります。
体幹強化と競技パフォーマンス向上を両立するSTROOPS
このブログでは何度か言っていますが、体幹を鍛えるだけではアスリートのパフォーマンスは向上しません。体幹からパフォーマンス発揮までの段階を分解(上記のフェーズを指します。)し、これらをフェーズで分けてトレーニングしていくこと、そして最も大切なのが、最終的に体幹と四肢の連動性を同時にトレーニングしなければなりません。ここが最大のポイントです。
ここに着眼せずに体幹だけ鍛えたとしても、ゲームでパフォーマンスが発揮できず、アスリートはなぜ、結果が出ないのか?という状況に陥り、悩むのです。アスリートはもちろんのこと、指導者、トレーナーの方々は是非とも着目していただきたい点です。
STROOPSは、まさにこの課題を解決したトレーニングツールと方法論であり、「体幹を鍛える」という上で、結果的に最終段階の競技特性にあわせたパフォーマンスまで有効利用できるところが、お薦めの理由その1です。
そうした意味で、これまで単一のパーツを鍛えるストレングス系のトレーニングツールは、確かに多く有りましたが、運動連鎖までをカバーするという意味で、STROOPSはそれらと一線を画します。これが、STROOPSは、
- スポーツ動作のまま体幹と四肢を連動してトレーニング可能な唯一のトレーニングツールとメソッド
- アスリートの競技パフォーマンス向上にフォーカス
と言ってる所以なのです。( STROOPSの優位性について )
簡単にまとめましたが、現在、人気NO.1プロ野球チーム、人気No.1プロサッカーチーム、プロバスケット協会などの多くの方々が興味を示してくれております。国内ではなく、世界で活躍するアスリートがもっと輩出されることを願います。
アスリートのフィジカルトレーニングとパフォーマンス向上に関する情報を集約した、CNC MAGにて、STROOPSを活用した体幹トレーニングや運動連鎖について高度な知識、How Toを掲載しています!ので、本記事に関連する情報を深く知りたい方は、是非ともご参照ください!